たどり着いて下さりありがとうございます
美容室「ふんわりと」の美容師、kazumiです。
髪の毛の不思議なおはなし 〜私たちの髪は、こんなふうに伸びているんですよ〜
こんにちは。
私は美容師になってずいぶんたちましたが、お客様からよくいただくご質問のひとつに、
「髪ってどれぐらいで伸びるの?」
「染めてないと伸びたのが分からないのよね~」
というものがあります。
今日はそんな「髪の成長」について、ちょっと詳しく、でもやさしくお話していきますね。
コーヒーでも飲みながら、ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです☕
◎ 髪の毛は1日にどれくらい伸びるの?
髪の毛は 1日に約0.3~0.4ミリ 伸びているんですよ。
これを1か月に換算すると 約1センチ〜1.2センチ。
1年で 12〜15センチ前後 伸びることになります。
このスピードも、年齢・性別・体質・生活習慣などで多少の個人差はありますが、大人の健康な状態での平均値です。
髪を染めていないと、伸びたのはわからないと感じるのは、根元の白髪でしたり、茶色くしていれば根元の黒い髪でどれぐらい伸びたか?が、確認できますが、一本一本のどの髪がどれぐらい伸びているのか?は簡単には確認できないんです
カットしたときの長さが例えば、前髪なら、毛先が眉毛の線だったのなら、1ヶ月後どこまで伸びているか?
横なら、顎までだったのが1ヶ月後どこまで伸びているか?といった感じはわかりますが、細かく一本づつの髪がしっかり伸びているか?は確認できません
良く白髪を染めたのにすぐに根元の髪の毛の色が取れたと感じるのは髪が伸びて新しい髪なのです。
◎ 髪の毛って、全部で何本あるの?
よく「頭にはどれくらい髪の毛があるの?」と聞かれますが、
私たちの頭には 平均で約10万本の髪の毛 があるといわれています。
1つの毛穴から1本とは限りません。2本3本生えています。
- 黒髪・直毛のアジア人は約10万本
- 金髪の方は髪が細くて本数が多く、約13万本
- 黒人の方はやや少なめで約8〜9万本
というように、髪の色や太さ、毛質によっても本数は異なります。
そしてこの10万本の髪は、それぞれ 異なるタイミングで伸びたり、休んだり、抜けたり をくり返しているんです。
◎ 髪は生まれてからずっと伸び続けているの?
実は、髪の毛には「毛周期(もうしゅうき)」という成長サイクルがあります。

- 成長期(2〜6年)
→ 髪がぐんぐん伸びる期間。毛母細胞が活発に働いています。 - 退行期(2〜3週間)
→ 成長がストップし、毛根が縮小していく準備期間です。 - 休止期(3〜4か月)
→ 髪の成長が止まり、自然に抜けるのを待っている状態です。
そしてこのサイクルが終わると、髪は抜け、新しい髪がまた生えてくる…というように、一生を通じてこの循環をくり返します。
サイクルが乱れると、髪の量が少なくなったと感じることが出てきます。
一本一本の髪が今どのサイクル時期の髪なのか?は確認は困難なのです
ちなみに、1日に自然に抜ける髪の本数は約50〜100本ほど。
これを聞いて「えっそんなに!?」と驚かれる方もいますが、これは正常な量なんですよ。
でもあまりにも抜け毛が多いようなときは成長のサイクルが乱れている場合があります。
◎ 髪を切らない人はあまりいない。
「髪は一生伸ばし続けたら、どれくらい長くなるんでしょう?」と、ふとした雑談で聞かれることがあります。
確かに、成長期が6年ほど続けば、最大で 90センチ以上 伸びる可能性もあります。
でも現実には、生まれてから一度も髪を切らずに大人になる人は、おそらくあまりいなくて、
赤ちゃんの時の産毛、幼稚園の頃の髪、小学生時代の髪…と、成長とともにカットをくり返し、髪の毛はどんどん入れ替わっていくからです。
◎ 毛先は「過去の自分」に触れている部分
私たちがカットしている「毛先の部分」は、実は何年も前に頭皮から生えてきた髪なんです。
たとえば、肩下までのロングヘアの方の毛先は、おおよそ 3〜4年前の髪。
腰まであるようなスーパーロングなら、5〜6年前に生えた髪ということになります。
つまり、毛先は「過去のあなたの体調や栄養状態、ストレス、生活習慣」が蓄積された記録のようなもの。
だからこそ、日々のケアや栄養バランスがとても大切なんですね。
◎ 明日抜ける髪、今から抜ける髪…見分けられる?
これもよく聞かれるのですが、
「この髪は明日抜けるんですか?」
「この髪はもう寿命なんですか?」
といったことは、プロの美容師でも、目で見て判断するのはほとんど不可能です。
髪の毛は外から見ても、健康そうに見えていても、毛根ではすでに「退行期」や「休止期」に入っていることがあります。
逆に、傷んで見える毛でも、根元ではまだ元気に成長していることもあります。
だからこそ、抜け毛を心配しすぎず、全体のボリュームや、頭皮の健康状態を意識していくことが大切です。
◎ 最後にひとこと
この、ページをお読みいただいた方は、もしかして、早く髪を伸ばす方法はないかな?とか
なにかイベントに合わせて髪がどれぐらい伸びるのか知りたい、
最近、髪が伸びてないように感じる、
ということかもしれません。
髪を伸ばす速度を急激に早めるのはちょっと無理だと思いますので、今ある成長期の髪(どれかは見分けは付きません)を、傷めないように、早く抜けることのないように、頭皮、髪、体を大切にして、髪を健康に保つことが大切になってきます。
私たちの髪は、いつも何気なく触っているけれど、実はとても繊細で、そして神秘的な存在です。
今日触れた毛先が、何年も前の「自分自身」だったと思うと、ちょっと不思議な気持ちになりますよね。
髪は、あなたの人生の一部。
そして、これから生えてくる髪は、今のあなたの生活がつくっていくものです。
また、毛髪は、体の重金属などの有害物質に、毛髪のメラニンが結合して、毛髪の中に排出する役割があります。
なので、髪の毛を大切に、毛髪の量が減ったり、白髪が増えたら、有害金属の排出機能が弱ってきたというサインでもあります
より、今までより、
健康に気を使い、健康な髪が育ちますように生活習慣を整え気をつけるのが髪や体を健やかに保つことになるかと思います。

PR



